ザ・広島ブランド

今日は夕方6時から市民交流プラザで「ザ・広島ブランド シンポジウム」があった。
アキハバラ塾の塾生の持っている商材の中にも素晴らしいものがあり、
応募してみたらいいんじゃないかと思われるので、
参考までに参加してきた。
パネリストの皆さんのお話がすばらしくて、
広島のイメージアップと「ザ・広島ブランド」のイメージアップは
連動していくんだな、と感じた。

広島のイメージといえば、私には強烈な体験が2つある。
きょうのシンポジウムでも発言したが・・・おさらい。

高校3年生の時の夏、
講習会で東京に行き、そこで知り合った水戸の女のこのところまで
遊びに行った。広島から来たのだというと、彼女の友達はみんな口々に
「わ〜、遠いね〜。」
「遠すぎて、外国みたい」
なんて、勝手なことを言う。
しかし、一人の男の子がボソッと放った言葉に私はガックリきた。
「広島といえば・・・原爆・・・ヤクザ・・・暗い!!!」

それから3年後、私は東京で働いていた。
あるとき、職場のみんなで食事に行った。
場所は新宿、高層ビル街の一角、なんと「リトルマーメイド」
おお〜、アンデルセンのお店だ。
私はうれしくなって
「このお店の本店は広島よ」
そう言うとみんな大笑い。「神戸だよ」と言う。
誰も広島だと信じない。
とどめは次の一言だった。
「こんなにお洒落なお店が広島にあるわけないじゃない。
 神戸だよ。」

これが、30年前の広島のイメージだったのだ。

今、私は広島を本当にきれいなまちだな〜と思っている。
最近、東京、大阪、神戸を何十年ぶりかで歩いてみたが、
広島のほうが断然魅力あるように思われた。
年のせいで、若い頃のように猥雑なものに魅かれなくなっただけかもしれない。身びいきもあるかもしれない。
それらを差し引いてでも、やはり、広島は美しい街だと思う。
(ただし、京都の魅力には勝てそうにないな・・・)


アキハバラ塾で働いていて気付いたことの一つ。
こんなに素晴らしい町、すばらしいモノ、素晴らしい食材を持ちながら、
それが外に十分伝わっていない。

「ザ・広島ブランド」が広島の魅力を伝える力に育ってほしいと思うし、
アキハバラ塾も貢献していきたいと思っているのです。



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