国産大豆の豆腐

私は毎週半日だけ、湯来町へ通っている。
ネットで湯来の産品を売ることを計画して以来、湯来のことを知るために
「花草会」のお手伝いを兼ねて通っている。

先週の金曜日、「花草会」にかかってきた電話を
たまたま手のすいていた私が取った。
「公民館で豆腐の手作りをするんですが、大豆はありませんか?」
子どもたちに教えるので、地元の湯来の大豆がほしいと言われる。
花草会のおばあさんに聞くと、「ない」と言う。
作っている人のこころあたりもないという。
「ありません」で切ってしまうのは私の気持ちが許さない。

7月に、塾長がネット販売について吉田町へ話をしに行ったことがある。
私もいっしょについていっていろいろと話を聞かせてもらった。
そのときの話で、吉田町では大豆を自分たちで生産し、
豆腐を作って売っているのだと聞いた。
産直市では少しずつ売上が伸びているらしいが、販路をどう広げていけばいいのか
試行錯誤している。

もったいない話だなあと思った。
今、スーパーで売られている豆腐のほとんどは輸入大豆で生産されている。
国産大豆の豆腐を探すのは一苦労なのだ。
すぐにでも、広島市内のスーパーに売り込んで欲しいと思った。
ただ、国産大豆の豆腐となると値段もする。
しかし、味が違う。
これは大豆の味の差ではなく、生産者の心意気の差だと私は思っている。
何かにこだわる人はすべてにこだわる。
価格が高いにもかかわらず国産大豆を使う豆腐生産者が
味にこだわるのは当然のことである。
だから、私が食品を選ぶときの基準は私なりの独自のものがあり、
豆腐なら国産大豆の使用、
調味料や加工食品は化学調味料の不使用、
等など。


話を元に戻して・・・

湯来町では11月にならないと大豆が手に入らないと言うので、
私は吉田町に問い合わせ、仲介することができた。
驚いたのは大豆生産者さんたちの人の良さというか、
商売っ気の無さ。
「3kgくらいなら、お金はいらんよ、あげるよ。」
しかし、今後のこともあるし、何より大豆生産で生活しているのだから
料金は必ず受け取ってください!と、強く念をおして仲介を終えた。

少しは皆さんのお役に立てかな?
次は、手作り豆腐セットのネット販売を目指そう!
どの塾生さんが取り上げてくれるかな?


広島ブログ