12月1日

今朝は、アキハバラ塾2期生の花屋さん、門内さんに花市場を案内してもらいました。百聞は一見にしかず、まさにその通り。とても参考になりました。

午後からは、シンポジウムに参加。
何のシンポジウムかと言うと・・・今、手元に資料がないので詳しく書けませんが・・・。
衛星ブロードバンドで地域の活性化を、というようなタイトルだったかな?
国は2010年までだったか、11年までだったか、ブロードバンドを整備しなくてはいけません。都市部ではほとんど整備されてきましたが、さて、中山間地域、離島地域をどうするのか、緊急の課題です。
衛星を使っての実証実験が、日本国内の4箇所が選ばれて行なわれました。山梨県都留市京都府綾部市、そして広島県庄原市と、広島市湯来町
この実験を踏まえてのシンポジウムでした。

ところで、このシンポジウムの内容よりも気になったのが、参加者。
男、男・・・男ばっかり。
パネリストも大勢いましたが、女性は広島市副市長の豊田麻子さんだけです。
シンポジウム終了後の懇親会にも行きがかり上参加しましたが、女性は副市長と私の二人だけ。しかも、副市長は挨拶が終わると退席。

アキハバラ塾で働き始めて、行政関係のシンポジウムやら、セミナーなどに参加する機会が増えたのだけど、いつも女性の少なさにいびつな印象を持ちます。特に通信事業関連のものとなると、女性の姿はさっぱり。副市長の豊田さんは常にこういう雰囲気の中で仕事をされてきてるのだなあと思うと、なんてすごい人なんだろう、と、いまさらながらに思います。

国は何としてもブロードバンドの整備を進めないといけないので、行政も民間も一体となって事業を進めようとしています。それは大変にいいことだと思うのですが、話がインフラの整備だけに偏りすぎているのではないかと、私のような素人には思えてしまします。

以前、湯来町で「インターネットで地域の活性化」というセミナーをした時のこと。
湯来町にセカンドハウスを持ち普段は街中で生活している方が、セカンドハウスの管理のためにカメラを設置し、自宅のパソコンから様子を見るようにしている、と、話をされた方がいました。
この話を聞いていた中年の女性が終了後に私のところに来て、
湯来町には一人暮らしの高齢者が多いのですが、この方たちの暮らしを支えるように使えるんじゃないかしら?」と、言われます。
私は、こういう意見がもっともっと出てきてほしいと思います。

過疎地域こそ、ブロードバンドを上手に利用することで、過疎のマイナス点をプラスに変えていけるのではないかと思うのです。

湯来町で実証実験開始のイベントをやったときに一番住民の関心を集めたのが、「インターネットカラオケ」だったそうです。
今まで、田舎にはおじいちゃんおばあちゃんばっかりで、パソコンなんて使えない人達ばかりだからブロードバンドの整備をしたって無駄、と、言われてきました。
そうではなくて、インターネット環境が整えば過疎地域でも住民のレクレーションが提供でき、住民相互の安否確認ができ、遠隔地であっても、子どもたちに教育環境を提供できる!と、考えられるのではないかしら。

インフラ整備は大前提なのだけど、それを地域の中でどう利用していくかをもう少し丁寧に考えていけたらと思うのです。
そのためには、生活の場に、福祉の場に密着している女性たちの参加が不可欠です。

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