2時間はしんどいですが・・・①

先週の9月26日金曜日、知人から「環境条例が広島市議会で否決された!」と、メールで連絡が入ってきました。知人は随分と腹を立てているようでしたが、私には条例の中身も、ましてや議会でどのような議論がされたのかもわからないので、返信もできませんでした。

恥ずかしいことに私は新聞をとっていないので、事の顛末がわかりません。それで、広島市議会のHPにアクセスしてみました。
驚きです!本会議の様子がすべて録画されていて、自宅のパソコンから見ることができるのです。意を決して土日の連休で見ました。
正直、こんな退屈なもの見る気がしませんでしたが、
とんでもない!
広島市民、皆に見てほしい!強く思いました。

広島市が提案した環境条例がどんなものなのか、本会議の録画だけではわかりません。わけもわからず見始め、メモも取らずに見たので、
正確な内容でないことをお許しください。
驚いてしまったのは、議員の質の悪さ。あきれ返るほどのひどさです。その確認のためだけでもいいから、見てほしい。
以下、私の感想を織り込みながら、報告です。

環境条例を制定しようという提案に対して反対する市民は多数なのだろうか?昨今の異常気象が地球温暖化によるものであり、CO2削減が緊急課題であることにそれほどの異論はないだろう。
にもかかわらず、市議会は市が提案した環境条例を否決した。
その理由は?
環境条例制定の議案に対する反対討論を行なった議員の言葉のひどさ。日本語になっていない。だから、反対理由がよくわからない。
私の理解の範囲でまとめると、数値が明らかにされず市の熱意が感じられない。(条例の制定は)民業圧迫につながる。コンセンサスがとれていないので反対せざるをえない。修正案については時期を1年延ばすことが示されたが、これだけで防止できるとは思えない。条例案は本会議へいきなり上程された、議会運営を無視したやり方だ。
市民、事業者の協力が得られない。事業者の中には市も含まれる。
市の職員が率先して成果をあげなければ理解は得られない。
周辺市町村との話し合いがなされていない。。。。。

屁理屈としか思えません。
私は否決されたと聞いたとき、もっと高度な議論があってのことかなと予想していました。例えば、実施時期を具体的にいつにするか、数値目標をどのように設定するのか、その根拠は、方法は、、、、
ぜんぶはずれ。反対のための反対としかいえない討論。

逆に私は環境条例制定に反対した議員たちに質問したい。
民業圧迫とか、事業者の理解が得られないというが、その根拠は?
具体的に事業社名は?その数は?
確かに、環境と経済を両立させるのは大変かもしれない。
しかし、経済コストを下げたために安全面がおろそかになり大問題となったのが耐震強度偽装の事件だったではないか。
経済コストを下げることでCO2排出を増大させることになれば、後でそのツケがまわってくることは誰の目にも明らかだ。それは事業者にとってもだ。この世間の常識が通じないのが広島市議会、議員たち。
(すべての議員というわけではありません。常識を身につけたきちんとした議員もいます。)
日本語にさえならないボロボロの討論でも数で押し切る厚顔無恥
この議員を選んだのはいったい誰?


26日の議会は、もう一つ大事な討論がされました。
これについては、明日書きます。




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