麻生内閣の顔ぶれ

皆さん、感想は?
私が真っ先に感じたこと。世襲議員が多いなぁ〜。気になったので調べました。麻生さんも含めて18名中11名が世襲議員。6割。

格差社会や、ワーキングプア、若者の就職難、貧困化、ここ何年間かで社会問題として出てきた言葉、キーワードですが、この裏で、国会議員の世襲化も確実に進んでいるのです。格差社会を問題にするなら、若者の貧困化の問題と同時に、世襲による権力階級の形成についても問題にしないといけないのではないかしら。

麻生内閣閣僚の中に女性が二人います。最近、いろいろな場に積極的に女性を登用し、男女共同参画をアピールされています。この内閣もそうでしょうか?

とんでもない!!

野田聖子大臣、小渕優子大臣、ともに強い権力を握った父親を持ちます。

女性学研究者の講演を聴いたとき、なるほどと思ったことがあります。
封建時代は女性差別よりも階級差別のほうが厳しかったため、女性差別は認識されていない。
例えば、女でも貴族階級であれば、労働者階級の男より権力を行使できる。
階級差別を打ち破り、民主主義を目指し始めた近代に入って、女性差別は認識され始めたのだ、と。

土井孝子さんが社会党の党首でマドンナブームが起きたのはいつだったろう?
女性を政治の場に押し出そうという機運が高まった。大きく言えば、民主主義の推進のために女性がもっと議会へ出て行かなければならない、という流れだった。
しかし、社会党の衰退とともに女性の議会進出も様変わりしてしまった。選挙戦略として女性が使われるようになってきたのだ。そして行き着いた先が・・・これなのか・・・

封建時代への逆行。

世襲議員が闊歩し、実力ある男性議員よりも親の力で代議士となる女性のほうが閣僚になれる社会は、
まさに階級社会。封建時代そのものではないのか?


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