不買運動・・・する?

昨夕、時間があったので本屋へ立ち寄りました。
ここの本屋は地階のコーナーが充実しています。
そこで階段を降りようとしてハタと目に留まったのがこのポスター。

新聞記事を読んではいたものの、いざこうしてポスターを目にすると
とても嫌な気分になります。
しかも、「ヒロシマの平和を疑う」だなんて、広島の人々の努力を
否定する言葉です。

私は広島をヒロシマと呼ぶとき、とても誇らしく思えます。
日本中に、地名を漢字とカタカナで使い分けているところなんて他にありません。「ヒロシマ」は原爆の惨禍を、核兵器廃絶を訴えることで乗り越えてきました。それこそが、原爆で亡くなった方々への一番の供養なのです。だからこそ、8月6日の慰霊祭で発せられる市長の言葉は平和宣言として代々引き継がれてきたのではないでしょうか。

核武装論者の田母神氏の講演会そのものを止めさせるわけにはいきません。ですが、8月6日に広島で行うということは、被爆者の傷に塩を摺りこむようなものです。このような講演会のポスターを本屋が貼り出すなんて、大変ショックです。

私は買いたい本があるにもかかわらず、降りかけた階段を引き返しました。
この本屋で今後本を買うかどうか思案中です。


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